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PTSDの治療におけるケタミン療法の革新性

治療の目的と効果

本治療は自由診療であり、国内承認薬を適応外で使用します。費用・主なリスク・救済制度は『ケタミン療法について』および『料金表』をご確認ください。

PTSDは、トラウマ体験後に侵入症状、回避、過覚醒等が持続する状態です。ケタミンはPTSDを対象に、海外を中心に研究報告がある治療選択肢の一つです。 当院では、麻酔薬として国内承認されているケタミンを、当該目的では国内未承認であるため適応外使用の自由診療として実施します。適応の可否は診察で判断します。効果・持続には個人差があります。

 

ケタミン療法は、フラッシュバック、回避行動、過覚醒といった症状に対して効果があるという報告もあり、従来の治療法よりも早期に症状の改善が見込まれます。研究では、1回のケタミン投与でPTSD症状の有意な軽減が見られ、長期間の効果持続も確認されています。ただし一過性の血圧上昇、悪心などの一時的な副作用が生じることがありますが、通常一日以内に消失します。長期的な副作用に関しては引き続き検証が必要です。また効果には個人差があります。

治療メカニズム

ケタミンのNMDA受容体拮抗作用は、脳内の神経回路の再構築を促し、トラウマ記憶に関連する過活動な神経ネットワークを調整します。また、ケタミンは、脳のストレス応答システム(HPA軸)に影響を与え、ストレスホルモン(コルチゾール)の分泌を調節することで、過覚醒状態を和らげます。

エビデンス

2020年に「Journal of Clinical Psychiatry」で発表された研究では、ケタミン療法が従来のPTSD治療に反応しなかった患者に対して顕著な症状改善をもたらしたことが報告されています。
米国国防総省もPTSDに対するケタミン療法に注目し、退役軍人を対象とした治療にケタミンを導入していますが、現時点で国内承認はなく研究段階にとどまっています。

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