治療抵抗性うつ病・双極性障害に対するケタミン療法の有効性
治療の目的と効果
本治療は自由診療であり、国内承認薬を適応外で使用します。費用・主なリスク・救済制度は『ケタミン療法について』および『料金表』をご確認ください。
治療抵抗性うつ病は、複数の標準治療を行っても十分な改善が得られない状態を指します。ケタミンは、治療抵抗性うつ病を対象に海外を中心として臨床研究が報告されている薬剤の一つです。
治療メカニズム
ケタミンはNMDA受容体に対する拮抗作用を通じて、脳内のグルタミン酸系に影響を与えます。これにより、神経可塑性が促進され、うつ病に関連する脳領域でのシナプス形成が増強されます。特に、前頭前野や海馬の機能が向上し、これらの領域における神経活動の再構築が行われると考えられています。この作用機序は従来の抗うつ薬とは異なるのが特長です。
エビデンス
米国精神医学会のガイドラインでは、ケタミンが治療抵抗性うつ病に対して一定の効果が報告されている治療法として記載されています。
2018年の「American Journal of Psychiatry」に掲載されたメタアナリシスでは、ケタミン治療による抗うつ効果がプラセボに対して有意に高いことが示されています。
